むっちーはたまに私の服をこのように干します。
私は思います「服がお祈りしています」と…

笑かさないでくれ!むっちー!
本日も絶好調だぜ!
今日は我が愛妻 むっちーとの出会いを書いてみたい。
むっちーは突然に⁉
これは新手のエロ勧誘ちらしなの?
今から33年前の9月のこと
私は仕事の関係で実家を離れ会社寮で暮らしていた。
その日は月に一度の定例会議で地元に戻ってきていた。
会議も終わり、会社寮に帰る前に同僚と「メシでも
食いに行こう」ということになり近くの王将へ。
ところが駐車場が満杯で入れず。
仕方なしに近くの「和食さと」へ。
1時間ほど食事をして車へ戻る。
ん?我が愛車シルビアのワイパーに何か挟んでいる?
また、アダルトちらしか?
うっとおしさ半分、期待半分、その紙を広げると…

あなたにひと目ぼれしました。
よかったら電話ください。
〇〇〇ー〇〇〇〇ー〇〇〇〇
何これ?新手のエロ勧誘?俺、騙されてる??
辺りをキョロキョロと挙動不審に見回す。
普通ならこんな紙切れ、すぐに丸めてポイとする
のだが、ネがスケベな私にはできるはずもなく
大事にスーツのポケットにしまいこんだのであった。
この話を娘たちにするといつも

お父さん、ウソつかんといて!
お母さんがお父さんみたいな人に
そんなことするわけないやん。
お父さんがするんやったら分かるけど。

ほんまや!
お父さんも昔はかっこよかったんや!
娘たちよ
お父さんは今は見る影もないけど
昔はそれなりにモテたのだよ…
遠くを見つめる眼差し…
小娘!おじさんが説教してやる!!

その時私はモーレツな怒りに襲われていた。
私が善良な男性だからいいものを、もし危険な男
だったら、この小娘はどうするんだ?
一度、説教をしてやらんとあかん!
それに俺には可愛い彼女もいるから、こんな
どこの馬の骨ともわからんような小娘とは
付き合うつもりなどさらさら無いわ!
そうだ。私にはこの夏にできたばかりの彼女が
いたのだ。
寮に戻った私はスーツのポケットから紙を出し、
ピンク電話に10円玉を積み上げてジーコジーコと
ダイヤルを回し始めた。
(当然だが携帯なんて影も形もない時代)

怒り20% 下心80%だったのは伏せておこう…
しばらくして電話がつながる…

もしもし…クルマに手紙はさんだ?
(少し低音気味でクールに)

あ、はい そうですけど…
むっちー いつも馬鹿にしては可愛そうなので
若むっちーの画像は中山ミポリンの若いころの
写真にしてあげたよー

あんな手紙、簡単に誰でも渡したらあかんで

(心の声)
俺にはええねんでー、ねー君いくつー?
可愛いのー?彼氏いるのー?

あ、ごめんなさい
でもかっこいいなと思って
つい…

俺が変なヤツやったらあぶないで

(心の声)
そうそう、今でも十分変なヤツやけど

すいません…
しばらく話をした。
むっちーの歳を聞くと二十歳だという。
私は27歳。
ラッキーと思った。
なぜか説教するつもりが妙に話が弾んだのだ。
気づけば高く積まれた10円玉は残り数枚に…
なぜか私とむっちーは1週間後に合う約束をしていた。

Why?? つづく…
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