
※この記事は2022年3月に書かれました。

一生懸命働いているのにお金が貯まらない…
どうすればいいの?
一生懸命働いて、銀行に貯金すればある程度の
生活ができたのは昔の話だよ


心配だーー
資産形成のための投資が必要だね


これから結婚して、子供にお金もかかるし
家のローンもあるし、投資なんかに回せる
お金なんかないよー
ほとんどの方がhamhamと同じような考えではありませんか?
実は私もそうでした。
私は今年、60歳で38年間勤めた会社を定年退職しました。
40歳で家を建てて、なんとか58歳でローンを完済し、子供三人を大学まで行かせて貯蓄は500万。
退職金は1,700万円。
これではFIREなんて夢のまた夢。仕方なく定年再雇用でイヤイヤ仕事に行く毎日。
どうして、こんなに真面目に働いているのに暮らしは楽にならないのか…
もし、私が30年前の30歳の自分に会うことができるのなら、こう言います「生活が苦しいのは分かる、子供の教育費、家のローン返済、大変だろう。でも少しでいい、月に3万円でもいいから積み立て投資をしなさい。そうすればお前は30年後に私に感謝するだろう」と。
賃金は上がらないのに物価だけ上昇、退職金も年金も減る一方…これからの世代は私たち以上に大変な老後が待っています。
そんな若い世代の方たちが私と同じ失敗を繰り返さないためにもぜひこの記事を読んでほしいのです。
自己紹介させて下さい。
- kenkenといいます。1961年大阪生まれです。
- 2022年に38年間勤めた会社を定年退職しました。
- 定年を機にコツコツ貯めた130万円を使って投資を始めようと思い、ついでにそのことを発信しようとブログとTwitterを始めました。
- 定年で痛感したことはいかに自分の資産形成に関する考えが甘かったということです。
もっとしっかり投資して資産形成しておけばと後悔ばかり。もっと自分の周りに投資を助言してくれる人がいてくれたら…
若いあなたたちが定年を迎えるころはさらに厳しくなっていると思います。
そんなあなたたちの資産形成の一助になればという思いでこのブログを書いています。

あなたの賃金は株の配当になってますよ⁈
日本の平均賃金はバブル崩壊以降 430万円前後で横ばいが続いています。
これは先進国の中では異常なことです。


だって、バブル以降は企業も儲かってないんだから仕方ないんじゃないの?
本当にそうかな?
次のグラフを見てごらん。



あれ?企業の純利益は上がってるね。
その横の配当金総額って何なの?
いいところに気づいたね。
実は日本人の平均賃金が上がらないのは、その配当金総額と大きな関係があるんだよ。

日本の企業の純利益は上昇しています。なのに賃金は上がらない。不思議ですよね?
上のグラフにある「配当金総額」とは株を持っている株主さんに支払われる「配当金」の総額で、「配当性向」というのはその配当金総額が企業の純利益に占める割合を指します。
見てわかるとおり、配当金額は年々増加しています。バブルのころと現在を比較すると約4倍にもなっています。
バブル以前は企業が儲かればそこで働いている従業員にその利益を賃上げという形で還元していました。
ところが、2000年以降は純利益を賃上げに回さずに株主への配当に回す企業が増えたのです。
ところで、日本の株は誰が買っているか知ってるかな?


日本の企業の株なんだから日本人が買っているよね。
日本の株を買っている割合は 日本人投資家が2割、外国人投資家が8割なんだ


そうなのー⁈
日本株だから日本人投資家が買っていると思ったら大間違い。外国の投資家が日本株を買っているのです。
日本人の保有資産に対する株式の保有率は「20%弱」なのに対し米国では「50%強」と高くなってます。
日本ではもともと「金は汚いもの、勤勉労働こそが美徳」という考えに対し米国では「労働は悪、金に働かせて金を儲ける」という大きな考え方の違いがあるからです。
あなたの周りを見ても株やビットコインの話をしている人は少ないと思います。
日本はまだまだ投資後進国なんですね。
この本来、儲けはそこで働いている従業員に還元するという考えが、儲けを株主に還元するという考えに変わったのは、この海外投資家が日本株を多く買っていることに起因しているのです。
最近では「セブン&アイグループ」が「セブンイレブン」と「イトーヨーカドーを含むその他小売り」に分かれるという話を耳にしませんでしたか?
あれは儲けが出ている「コンビニ」と赤字の「その他小売り」を分けろという海外投資家からの圧力があったからですね。
また、以前は年二回だった決算発表が年四回になったのも海外投資家からの圧力でした。
海外投資家が増えたためにそれを無視できない企業は株主への配当を増やす。
だから利益は上がっているのに労働者の賃金アップまでは回らない。
こういう図式ですね。
だから自己防衛のためにも投資をして本来、あなたたちの賃金上昇分に回るはずだったお金を取り戻す必要があるのです。

賃金に頼らない資産形成を目指す

賃金は上がらない、退職金も減る、年金もわからない、でも物価は上がる。
どうすればいいの~
私も今になって失敗したと思うよ。
若いころにもっと投資をしていればよかったと。


投資ってどうすればいいの?
誰も教えてくれないし~
日本では学校の勉強は教えるけれど、金融の勉強なんて誰も教えてくれませんよね。
米国では学校の授業で普通に投資の勉強があるので幼いころから投資のことを知っているし、投資へのアレルギーなんて全くありません。
私も定年前までそんなこと気にもかけて無かったというか、子供の教育費用や住宅ローンの返済でそれどころではなかったというのがホンネです。
繰り返しますが、もし私が30年前に戻ることができるのなら30年前の私にこう言います。
「子供の教育費、住宅ローンの返済で大変なのはよくわかる。でも、私の言うことを信じて月に3万円でいいから積み立て投資をしておきなさい。そうすれば、お前は30年後に私に感謝するだろう」と。
投資は時間を味方につければほぼ負けません。
あなたには30年という時間があります。その時間を有効に使って資産形成の投資をしましょう。

投資別資産形成法
投資は自己責任です。投資するかしないかはご自分の判断でお願いします。
米国株投資
長期投資の王道です。
中でも私は「S&P500」への投資は長期で見れば最強だと思っています。
「S&P500」って何なの?そう思いますよね。説明しましょう。
「S&P500」というのはアメリカの主要な企業500社の株をひとつにまとめたお得なセットパックのようなものです。
株には例えば「Amazon」とか「Apple」とかの企業を買う「個別株」と色々な株を集めた「ETF」があります。
「個別株」というのはその企業単一の株を買うので、その企業が成長すれば大きな利益を得ることができます。
その反面、その企業の業績が悪く、最悪倒産ということになれば資産は「0」になるリスクもあります。
それを避けるために投資家は色々な会社に分散して投資するのですが、当然複数の会社に投資するには大きな資金が必要になります。
それを少ない資金で投資できるのが「ETF」です。
「ETF」の中でも世界でいちばん売れているのが「S&P500 」というものです。
これは先述したようにアメリカの優良企業500社の株をまとめて買えるものになります。
当然、あなたが知っている「Amazon」「Apple」「コカコーラ」「Microsoft」などの世界の一流企業も入っています。
それではこの「S&P500」どう買えばいいのか?
おすすめの買い方はSBI証券の「SBI・V・S&P500」です。
これを毎月「33,333円」の積み立てNISAで買い付ける。
これが初心者の方にはいちばんおすすめです。
過去10年の「S&P500」の上昇は年利8%以上です。
これで計算しますと毎月「33,333円」20年間積み立てNISAで投資すると20年後には「1,800万円」になるんです。すごいですよね。
何がいいって、この積み立てNISAは増えた分に税金がかからない。
普通は元本から増えた分に関して「20%」課税されます。
例えば 積み立てた金額が1千万、それが1千2百万に増えたら、増えた2百万に20%課税されて実質の利益は「160万円」に減ってしまうのですが、積み立てNISAならこの課税がありません。これは大きいですよね。
そして、20年経てばすべて引き出して再投資に回す。
ただ、今度は額が大きくて一括で投資するのでリスクの高いものに投資するのでなく、米国債(アメリカの国債)へ投資すれば元本割れはありませんので安心して投資できます。
米国債に関してはあとで詳しく解説します。
米国株投資のポイント
- 個別株でなく「ETF」の「S&P500」に投資する
- 積み立てNISAを利用する
- おすすめはSBI証券の「SBI・V・S&P500」

日本株投資
夢の不労所得…誰もが憧れる言葉…
そんな不労所得、経験したくないですか?
日本の「高配当銘柄」の株を買ってみましょう。
配当というのは企業が儲かれば株主に対してその利益を還元します。それが「株式配当」です。
ところが先ほども説明したようにこの配当、誰がたくさんもらっているのか?
そう、外国の投資家です。
本来、私たちの賃金アップに回るはずだった利益、それが株式配当として外国投資家に還元されているんです。
だから賃金アップ分を取り戻すためにも日本への「高配当株投資」が必要です。
配当は「年利 〇〇%」と表されます。
例えば 株価が 1,000円で年間の配当が100円であれば配当は「10%」となります。
この配当ですが高い銘柄では「10%以上」の銘柄もあります。
10%というのはその株を13年間持っていたらその株の購入代金はペイできて、14年目以降はタダの株から配当という名の究極の不労所得をいただけるという夢のような話になるんです。
実際には配当にも20%課税されますので10%の配当は8%になります。
ただ、問題があります。
日本の株は「ひと株」から購入することができません。「100株」単位でしか買えないのです。
つまり「2,000円」の株を買おうと思えば 2,000円×100株=200,000円必要というわけです。
当然、ここでも安全を考えていくつかの銘柄への分散投資が必要です。
これらの株を10銘柄購入すると 20万円×10銘柄=200万円の資金が必要です。
いきなり「200万円!!」無理な話ですよね。
でも、銘柄を絞って投資するのは大きなリスクがあり、最低でも複数の業種の複数銘柄への分散投資が必要です。
できるなら30銘柄、最低でも20銘柄。
そこで「ひと株」から買える「ネオモバイル証券」がおすすめです。
「ネオモバイル証券」はひと株から買えるので例えば「2,000円」の株を30銘柄購入しても 2,000円×30=60,000円。
これなら何とか始められそうですね。
そしてお金ができれば、少しづつ買い足していく。
仮に10万円分の株を買って、平均年利4%の配当なら年に4千円。銀行に預けていても利子は数円。100万円なら年に4万円。
家族で旅行も可能ですし、それでさらに株を買うこともできます。本当の不労所得です。
ただし、株なので値下がりすることもありますが、その時は追加で買うことを検討しましょう。
安く買えるので配当が同じなら利回りがアップしてラッキーと思いましょう。
高配当株銘柄は暴落に巻き込まれても配当があるので大きくは暴落しません。
銘柄の選定は「日本の高配当株」でググると出てきます。
注意することは一点だけ。いくら高配当でも財務基盤の弱い銘柄は避けましょう。倒産すれば意味がありませんから。
あと、投資初心者が陥りやすいのが「ひとつの銘柄に固執してしまうこと」です。
日本には4,000社以上の銘柄があります。固執する必要はありません。
日本株投資のポイント
- ひと株から買える「ネオモバイル証券」がおすすめ。
- 30銘柄の高配当株に分散投資する
- ひとつの銘柄に固執しない
- 高配当でも財務基盤がぜい弱な銘柄には投資しない

米国債
もし、世界の国々を株式の銘柄に例えるなら、あなたはどこの国(銘柄)に投資しますか?
当然、日本?お隣の中国?産業革命のイギリス?堅実なドイツ?陽気なイタリア?
私なら間違いなく世界の経済大国であるアメリカに投資します。
米国債というのはアメリカが発行している国債です。
日本の国債がなじみがありますが、それぞれの国でも国債を発行しています。
日本の国債は年間利回り「0.25%」ですが、アメリカの米国債は5年モノで「2.41%」と高利回りとなっています。(2022年3月31日現在)
この米国債を仮に1,000万円分購入した場合、5年後には「1,120万円」になるのです。年間に24万円、月に2万円の利息が入るのです。
いちばん最初に「S&P500 」の積み立てNISAのことを書きましたが、仮に30歳から積み立てNISAを20年間して年間利回り6%で運用できれば50歳で「1,320万円」。それをそのまま10年の米国債に投資すれば60歳の時には「1,638万円」になります。
元金は「800万円」ですからほぼ2倍に資産が増えることになります。
これが今、考えられる中でいちばん安全でなおかつ資産が増える投資だと私個人は思いますし、もし私が現在30歳なら間違いなくこの方法で資産を増やします。

米国債がいいのは分かったけど
本当に元本は保証されるの?
投資だから絶対ということは
ないよ

当然ですが投資なのでリスクはあります。
そのリスクはアメリカという国が経済破綻することです。
でもみなさんよく考えてください。
高配当株でも財政基盤が堅実な会社に投資するようにアドバイスしましたが、仮にアメリカがつぶれるのと、財政基盤が堅実な会社がつぶれるのとどちらの可能性が高いと思いますか?
そもそもアメリカが経済破綻するようなら世界経済はもっとボロボロで投資どころではないはずです。

米国債って日本円で買えるの?
日本円では買えないよ
ドルで買うんだ?


それって、為替リスクがあるんじゃないの?
ドルを円に両替する、逆に円をドルに両替する。
そこには為替リスクが付きものです。
円安になったり、円高になったりで受け取れる金額が変わってくるからです。
ただ、新興国の通貨や今話題のロシアのルーブルのように「円」や「ドル」は大きくブレることはありませんので、それほど神経質になることはありません。

米国債はどこで買えるの?
米国債は証券会社で買えるよ。
買い方はリンクを貼っておくので
そこを見るといいよ。

米国債の買い方はコチラ
米国債投資のポイント
- まとまった資金の運用に適している
- 元本割れするリスクは限りなく「0」に近い
- 購入できる最低金額と買えるタイミングが合わないと買えない

ビットコイン
今まで説明してきたのは比較的リスクの少ない堅実的な投資法です。
ただ、みなさんは若いのでもう少しリスクを取って大きく資産を増やすことを考えてもいいと思います。
中でもビットコインは有望な投資です。
ビットコインは値動きが激しく、1日で数十%の上下も珍しくありません。
ただ、長期的な視野で見たら右肩上がりで上昇すると考えられます。
目先で国よっての法規制等で暴落、国が通貨として認めることによる高騰などを繰り返しながら上昇するでしょう。
ビットコインはもう投資するには遅いという声も聞かれますが、本当にそうでしょうか?
あなたの周りを見てください。
ビットコインを買っている方は何人いますか?
職場でビットコインの話をしている人はいますか?
おそらくまだまだ少ないと思います。
通貨として社会的な認知を受けていないのにも関わらずこれだけの価値をつけているのですから、今後その利便性が認められて社会的なインフラとして認知されればその価値はますます上昇すると思います。
リスクはありますが、享受する利益はどの投資よりも大きいと思います。
ただ、ビットコインの利益は雑所得となるために50%を税金として納めなければならず、それも本人が確定申告しなければならないことが少し面倒です。
ビットコインに関しては別の記事に詳しく書いていますので、そちらをご覧ください。
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ビットコイン投資のポイント
- リスクは高いがその分大きなリターンが見込める
- 目先の価格変動が大きいので余裕資金で運用する
- 収益への課税が50%と高く、また確定申告が必要

最後までお読みいただいてありがとうございます。
賃金低下、雇用不安、年金の不透明。あなたたちが定年を迎える30年後は私たちよりも厳しくなるのは確かです。
私が30年前に失敗した経験を半面教師としていただき、自己防衛の投資を実行してください。
何度もいうように30歳。これからお金が必要なのは分かります。それでも毎月3万でも4万でもいいですから投資をしましょう。
今は苦しくても30年後には本当に良かったと思えるはずです。
頑張りましょう!
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