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知らないと危ない!暗号資産の高い税金のワナ!税金が納められずに破産する人が多い!

hamham

5年前に買った暗号資産
すごい値上がりして爆益だよ!

それは良かったね。
でも暗号資産を売買した利益には課税させるから注意してね。

kenken
hamham

それは大丈夫。
まだ売ってないから。
高くなった暗号資産を安くなった別の暗号資産に替えただけだからね。

現金に替えなくても別の暗号資産に替えただけでも税金はかかる時があるんだよ。

kenken
hamham

えー--そうなのー--!
どうしょー

普通、相場で破産するというのは全財産を相場につぎ込んで財産を無くす、また自分の資産以上に相場にかけて大きな借金を背負って返せなくなり破産するというイメージですよね。

でも、暗号資産の相場では購入した暗号資産が暴騰したのにも関わらず破産する人がいるんですね。

そこをしっかり理解していないと大変なことになります。

暗号資産の税金についてしっかり理解しておいてください。

暗号資産の税金ってどれぐらい?高いの?

暗号資産の税金が発生するケース

①暗号資産(仮想通貨)の売却価格が元値よりも高くなったとき

保有している暗号資産を売却した時に購入した価格よりも高値で売却した場合は利益が発生します。

ビットコインを100万円分購入。それをビットコインが値上がりしたときに700万円で売却。
その時は700万円-100万円=600万円に課税されます。

ビットコインを100万円分購入。それをビットコインが値下がりしたので50万円で売却。
その時は100万円-50万円=-50万円なので課税はされません。

②別の暗号資産と交換して差額の収益が出たとき

所有している暗号資産が高額になり、その暗号資産で他の暗号資産を購入。そのときに自分が最初に購入した時よりも新たに購入した暗号資産の価値が高ければそれも利益とみなされます。

ビットコイン100万円分購入。それが値上がりして500万円になったところでビットコインでイーサリアム500万円分を購入。

この場合、現金にしていないので錯覚しがちですが、実際には100万円の暗号資産が500万円の暗号資産になっているのですから
500万円-100万円=400万円に対して課税されます。

③暗号資産を使用して商品を購入したとき

ビットコイン100万円分購入。それが値上がりして1000万円になったところでビットコインで外車を購入。

この場合も現金にしていないので錯覚しがちですが、実際には100万円の暗号資産が1000万円の外車になっているのですから
1000万円-100万円=900万円に対して課税されます。

暗号資産の税金は高い。どれぐらい課税されるの?

暗号資産の税金は「雑所得」として課税されます。

まず最初に「雑所得」は20万円以下には課税されません。

100万円で買ったビットコインを120万円で売却した場合
120万円-100万円=20万円ですからこれには課税されません。
ただ、注意しなければならないのは副業などで例えば10万円の収入があった場合はビットコインの売却益20万円と副業収入10万円を足すと30万円になるので、この30万円に課税されます。

また「雑所得」には次の特徴があります。

総合課税 給与所得など各種の所得と合計した金額に対して課税される

累進課税 所得額が増えるほど税率が高くなる

損益通算禁止 損失が出た場合、他の利益と相殺できない

損失の繰越控除禁止 生じた損失は翌年以降の利益と相殺できない

このように現在は暗号資産への課税は非常に厳しい状況であり、国会議員の中にはこれを株式と同じように分離課税にするよう求める動きがあります。

①総合課税というのは暗号資産の利益だけでなく、給与所得などを合わせた金額に課税されるということです。
 暗号資産の利益が「500万円」、給与が「700万円」の場合、合算した「1200万円」に課税されます。

②累進課税というのは所得が多くなるほど税率が高くなります。
 詳細はこちらの国税庁HPで確認してください。

例えば 給与所得「700万円」暗号資産利益「500万円」総所得「1200万円」の時の税金を計算してみましょう。

1200万円の所得に対する税率は「33%」で控除額(実際の税額から免除される金額)は「1536千円」。

1200万円×0.33=396万円 これから控除額「153.6万円」を引くと「242.4万円」の所得税となります。

この所得税に住民税10%(120万円)も加算されますので税金合計は「242.4万円」+「120万円」=「362.4万円」となります。

もともとの給与所得だけなら 700万円×0.23-42.8万円+70万円=188.2万円ですから

362.4万円-188.2万円=174.2万円が暗号資産の収益への課税分となります。

174.2万円÷500万円×100=34.8%が暗号資産への税率となります。高いですよね。

なぜ暗号資産で利益が出て破産するのか?

暗号資産で儲かってもなぜ破産することがあるのか?

売却益を使い切ってしまって税金が払えないとうことを考える方が多いでしょう?
でもこれは防ぐことが可能ですよね。

利益をしっかり現金で残しておけば問題ないわけですから。

一番の盲点は暗号資産を使って別の暗号資産を購入した場合なんです。

例えば 100万円のビットコインが1000万円に値上がりしたのでそれでイーサリアムを1000万円分購入しました。
ところがイーサリアムが暴落して200万円になったとします。

でもこの人の場合、いったんビットコインをイーサリアムに交換したときの利益「900万円」に関して課税されます。

先ほどの暗号資産の税率「34.8%」(実際には状況で多少の増減あり)を仮に当てはめてみると
900万円×0.348=313万円を納税しなければなりません。
でもイーサリアム全部売却しても200万円しか払えないという状況が起こりうるのです。

これが億の金額になると本当に恐ろしいですよね。まさしく破産ですね。

暗号資産まとめ

以上、暗号資産に関して税金の怖さをお話してきましたが、暗号資産が将来的に価値が大きく飛躍する可能性もあります。

また、将来的に法改正により株と同じように「分離課税」となり損益の通算や損益の繰り越しができるようになる可能性もあります。

売却することも他の暗号資産に交換することもしなければ自分が買った金額以上に損をすることは絶対にありません。

その辺をしっかり理解していれば暗号資産は将来有望な投資商品のひとつであることがわかります。

暗号資産の取引は販売所で行いますが、口座を開設するのに時間はかかりませんし無料でできますので口座だけでも開設しておいてもいいかもしれません。

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